2015年01月07日

高校生の花嫁 ==== 【GIMP】イラストを描こう

ある結婚情報誌のCMで、プロポーズされた女性が本当に嬉しそうに涙を流すのをご存知でしょうか?
本当にピュアに嬉しそうな表情をするので、「これやられたら、男はたまらんなぁ…」(私は女ですが…)と思ってしまいました。

先日、その彼女が実は高校生であることを知りました。
ひょえ〜〜!
とは言っても、近頃よくいる子供のくせに妙に大人っぽいというわけでもないのです。
高校生と言われれば確かに高校生。まさに「ピュア」という言葉がぴったり。

なぜ驚いたかというと、高校生の彼女をなぜ採用したのか、という製作者目線です(そんな世界、知ってるわけじゃないけど)。常識的には高校生は対象じゃないですよね。
おそらく(想像の世界でしかありませんが)、オーディションで色んな女の子を見た結果、「これだ!」って決まったって感じなのかな?
その「これだ!」という感覚は、人によって異なるんだろうし、ある人が「これだ!」と思っても皆がそう思うわけじゃない。結果的にそれがバッチリ決まるというのはマーケティング知識によるものなんだろうか…先天的な「センス」によるものなんだろうか…おそらく、後者なんでしょうね。

女の子の表情にも感動したけど、その子を採用したCM製作担当者に感心してしまったのでした…


さて今日は、写真の加工ではなく、「GIMPでイラストを描いてみよう」というテーマで。
こんなイラストを作りました。
完成イラスト

パスツールでトレース

まずは、イラストをどうやって入力するか、です。
ペンタブレットなどを持っていれば、直接イラストを入力することも可能ですが、マウスではとてもとても…
やっぱり「鉛筆と紙」ですな。
紙に鉛筆で書いたイラストを、私の場合、スキャナで取り込みます。スキャナがなくても、カメラで撮影して入力すれば十分。
自分のスキャナソフトでは、「自動判定」で取り込んだ画像を「適切な」形式のファイルに取り込んでくれるのですが、紙に鉛筆で書いた絵は、どうしてもPDFファイルになってしまいます。文書扱い…

でも、大丈夫。GIMPはPDFファイルからも画像を取り込んでくれます。
PDFファイルをGIMPで開くと、以下のようなダイアログが表示され、ページが複数あるときは好きなページを選んで取り込むことができます。
PDFのインポート

入力直後の元画像は以下のようになってました。
元画像

おっと! まず「可愛いイラスト」を描くにはどうしたらいいかって?
それは、GIMPをもってしてもどうにもなりませんな・・・
「センス」がないと思えば、センスのある人に描いてもらましょう。
斯く言う私も元ネタはほとんど子供のらくがき。ワッハッハ!ネタばらし。

これを「画像切り抜き」と「画像の変形」(90度回転)で以下のようにします。
回転後

さて、この画像を元に、イラストのトレースを行うことにします。

まず、トレース用のレイヤー(透明)を作成します。「完全透明」のトレーシングペーパーを重ねたと考えるとわかりやすいですね。
トレーシングレイヤー

この状態でトレースを始めます。
トレース用のレイヤーは完全に透明なので、元画像を見ながらトレースできます。
ツールボックスの「パス」ツール(パスツール)を選択します。
このツールは、ベジェ曲線を描画することができるので、綺麗な線を描画することが可能です。
パス描画

接点と接線を適度に選びながらパスを描画します。
最後に、拡大画像を見ながら、曲線の不自然なところは、接点(〇)の位置と、接線(□)の長さや方向を調整して綺麗にまとめましょう。
ここで注意!
パスツールは、他のコマンドを選択した時点で終了してしまうので、「拡大」したい時は、虫眼鏡ツールは使わず、ウィンドウ下の表示倍率のコンボボックスで倍率を変えましょう。

パスがきれいに描けたら、これを線画にします。

おっと、その前にパスを描画するブラシを選択しておく必要があります。「ブラシ」ツール(ブラシツール)を選択して、ブラシの形と大きさを選んでおきましょう。(今回はぼかした円形で直径6ピクセルとします)
ブラシ選択

さて、元(パスツール)に戻り、「ツールオプション」ダイアログで「パスの境界線を描画」を選択します。
パスの境界線を描画

次に「パスの境界線を描画」ダイアログで「描画ツールを使用」「ブラシで描画」を選びましょう。
パスの境界線を描画ダイアログ

描画したところがこちら。
パスの境界線を描画後

同じように、足なども描画します。(今回のイラストでは、足はむしろ、あまりスムーズではない方がいいと考えて、わざといびつに描いてみました)

ここで、元画像のレイヤーとトレースレイヤーの間に「白い」レイヤーを追加してみましょう。
きれいにトレースされた画像が現れます。
トレース後


パスを使って色を塗る

次に色を塗ります。線描画したレイヤーで、直接「塗りつぶし」(いわゆる塗り絵方式)を行ってもいいのですが、より美しく色塗りをするために、今回は「パス」を再利用します。
「パス」の便利なところは、一度作成したパスは記録されているということです。
「履歴」ダイアログの「パス」タブ(パスタブ)を開くと、これまで作成したパスが記録されています。
パスダイアログ

この中から、最初に描いた胴体の部分を選択します。
ここで、画面上はなんの変化も見られませんが、実はパスが選択されている状態にあります。
この状態で、メニューから「選択」-「パスを選択範囲に」を選択します。
パスを選択範囲に

これで胴体部分が選択された状態になりました。
この状態で、トレースレイヤーの下の「白い」レイヤーを選択し、「塗りつぶし」(描画色×選択範囲)を実行します。
下の画像は、塗りつぶし後の真ん中の(白い)レイヤーです。
塗りつぶし後

同様に足などの部分も選択し直して、塗りつぶしていきます。
最後にフラミンゴの足は、膝と足先が濃い色のようですので、足の部分をパスから選択し直して、太いブラシ(今回は直径50ピクセル)で足の先と膝の部分に濃いピンクをチョンチョンと乗せていきます。(足の部分だけを選択しておけばブラシで書いてもはみ出ることはありません)
足先の処理

ところで、知ってました?
フラミンゴの膝って人間とは逆の方向に曲がるんですね!? 娘と二人でお絵描きをしながら、なんか違うなぁ、と思っていたら、写真を見て足の折れ方が逆だってことが分かりました。
あ、そうか。膝だと思っているのは実は膝ではなく、「かかと」なんですね。よく考えたら、犬や猫も一緒ですね…

出来上がりが以下の画像です。
完成イラスト

上は「漫画」っぽい(イラストらしい)イラストですが、副産物として線画部分を除いてみたら(真ん中のレイヤーだけを表示してみたら)、以下のようになりました。
シルエット

これはこれで、ちょっとおしゃれでいいですよね!? 採用!!
posted by litha at 03:01| Comment(0) | GIMP逆引き
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